現在、スーパーフードや美容効果があるとして注目を浴びているハチミツですが、
生ハチミツでアレルギーの症状を引き起こしてしまう方もいるんです。
アレルギーの原因と症状、そして予防についてご紹介いたします。
生ハチミツは自然の恵みがそのままギュッと詰まっている、栄養価が
とても高いハチミツですが、アレルギーを引き起こしてしまう原因が2つあります。
1つ目は、生ハチミツの中に含まれるている花粉が原因の場合です。「花粉が原因」って聞くと、
スギ・ヒノキ・ブタクサなど花粉症の方はすぐに頭に浮かぶと思いますが、
でも、今回の花粉はちょっと違うんです。
生ハチミツには、蕎麦の花やアカシアの花からミツバチが摘んだきた蜜に花粉も含まれる
こともあるんです。その生はちみつを食物アレルギーの人が食べると・・・
ご想像の通り、アレルギー症状が引き起こしてしまう可能性があります。
生ハチミツそのものが原因ではなく、ミツバチが運んできた蜜と花粉が原因だったんです。
他にも、りんごの花やももの花や山芋からの蜜でも同じようにアレルギー症状を引き起こす
可能性があるとされています。
蕎麦やりんごやももなどは食物アレルギーを引き起こしやすい食材として消費者庁もHPや
各自治体などでお知らせをしています。では、アレルギーの方は生ハチミツを食べる事ができない?
いいえ、アレルギーに反応する花(蕎麦、りんご、アカシアなど)の蜜以外の生ハチミツは
食べる事が出来ます。
2つ目は、ミツバチの分泌物が原因の場合です。
ミツバチの分泌物ってどんなものがあるのでしょう。
生ハチミツ、蜜ろう、ビーポーレン(花粉)、ローヤルゼリー、プロポリス、蜂の子、フェロモン、蜂毒です。
食物アレルギーとか関係なく、どんな生ハチミツも食べられません。
みつばちそのものがアレルギーになっているので、絶対に食べないでください。
食べなくても、皮膚から吸収してしまう可能性もあるので、お肌につける化粧品などにも注意が必要です。
しかし、この分泌物によるアレルギーがある人は極々わずかだそうです。
アレルギーに対して心配な方は1度アレルギー検査をおススメします。
検査の内容もとても充実していて、遅延アレルギーや隠れアレルギーなども分かったりします。
生ハチミツアレルギーの症状は、他の食物アレルギーと同じようなことが起こります。
お口の周りやお口の中がピリピリしたり、のどがイガイガするなど違和感があったりします。
喉が痛いのと一緒に吐き気がしたり、他には、身体にじんましんが出たり、かゆみが起きたりします。
食物アレルギーの場合、このような症状でたら、すぐに食べるのをやめて、様子を見て下さい。
心配なら1度、お医者さまに診察してもらってください。
この症状が自分の体調や免疫力が低下している時はひどい場合になったりもします。
それが、アナフィラキシ―ショックです。
食べたらすぐに全身に症状が出てしまうことで、度合いが違いますがアレルギー症状とよく似ています。
急に意識がなくなったり、呼吸困難になったり、全身けいれんするなど、アナフィラキシーによってショック状態になったり、
最悪の場合、命を落とす人も少なくないので、異常を感じたらすぐに救急車を呼んで下さい。
アレルギーを避けるための対策としては、生のハチミツを食べない事です。市販のお菓子など買う時など、
生のハチミツが含まれていないか原材料のチェックをしてから購入して下さい。
また、生ハチミツ配合の化粧品を使っている方は、肌にかゆみやかぶれなど起きていたらご使用は控えた方がよいでしょう。
口から入るもの以外でもアレルギー症状が出る可能性もあるので気をつけて下さい。
生ハチミツには栄養素がたくさんあり、天然の美容食、天然のサプリメントと言われるほどです。
生ハチミツを摂り入れてその恩恵を充分に感じてほしいです。